環境への取り組み
わが国の各地域の建設現場では、大量の建設発生土が搬出されます。これまで、掘削した発生土は残土処理場に投棄され、埋戻しには新たに採取した山砂を使用してきました。しかし、残土を処理するには処理場に土砂を運ぶコストがかかり、環境への影響、処理場の不足などの問題も抱えていたのが実情でした。当社環境事業部「武蔵プラント」では、平成11年1月より建設発生土を粒状改良土「スーパーソイル」に再生し、残土のリサイクルを推進しています。建設発生土をソイルハード(水溶性アクリル樹脂)で粒状に造粒し、生石灰を添加して固化させ、養生して強度を発生させます。上下水道やグランドの下層材、電気・ガス管などの埋戻し材、擁壁の裏込材などに利用しています。「スーパーソイル」は、地盤支持力・耐久性・安全性などに優れています。実際に採用した現場からは、「管周りにも入りやすく転圧がしやすい」「施工後の落込み、軟弱化がない」「水はけが良く足に優しいグランドが完成した」などの声が寄せられています。